薬剤師いんふぉ

薬剤師の学習記録(ブログ)と体験談も少しあります

神経系

ニュープロパッチの使い方、注意点

ニュープロパッチ(一般名:ロチゴチン)はドパミン受容体作動薬であり、パーキンソン病やレストレスレッグス症候群の治療で使用される薬剤です。 規格 2.25mg、4.5mg、9mg、13.5mg、18mg 適応症 2.25mg、4.5mg ・パーキンソ…

リフレックス(ミルタザピン)の作用機序

リフレックス/レメロン(一般名:ミルタザピン)はNaSSAに分類される抗うつ薬です。 規格 錠剤 15mg 30mg 適応症 うつ病、うつ状態 用法用量 初期用量:1日15mg 1日1回 就寝前 15~30mg 1日45mgまで 増量は1週間以上間隔を…

リルテック(リルゾール)の作用機序と食前服用

リルテック(一般名:リルゾール)はALS治療薬です。 適応症 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病勢進展の抑制 用法用量 1回1錠(50mg)、1日2回(朝及び夕食前) ALSとは ALS:amyotrophic lateral scle…

レミニール(ガランタミン)のAPL作用

レミニール(一般名:ガランタミン)はアルツハイマー型認知症治療薬です。 適応症 軽度および中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制 用法用量 1日8mg(1回4mgを1日2回)から開始。 4週間後に16mg(1回8mgを1日2…

リスパダール内用液(リスペリドン)の注意点

リスパダール(リスペリドン)はセロトニン・ドパミン拮抗薬(SDA)に分類される抗精神病薬です。 yakuzaishi-info.hateblo.jp リスパダールには錠剤、OD錠、内用液、注射剤と剤型が多くあります。 今回は、リスパダール内用液の特徴や注意点についてです…

イストラディフェリン(ノウリアスト)の相互作用

イストラディフェリン(ノウリアスト)はアデノシンA2A受容体拮抗作用をもつパーキンソン病治療薬です。 wearing off現象(ウェアリングオフ現象)を改善する効果を持つ薬剤です。 yakuzaishi-info.hateblo.jp ノウリアストは主に ・CYP1A1 ・CYP3…

アリセプト(ドネペジル)休薬後の再開投与量

アリセプト(ドネペジル)は抗認知症薬です。 コリンエステラーゼを阻害することで脳内のアセチルコリンを増加させ、脳内コリン作動性神経系の働きを高めます。 適応症 以下における認知症症状の進行抑制 ・アルツハイマー型認知症 ・レビー小体型認知症 用…

レボドパ製剤とビタミンB6について

レボドパ(L-dopa)製剤は最も代表的なパーキンソン病治療薬です。 脳内の不足したドパミンを補ってくれます。 レボドパはドパミンの前駆物質であり、血液脳関門(BBB)を通過して脳に入ってからドパミンへと変換されます。 レボドパは運動症状改善効果が高…

レボドパ製剤と高蛋白食について

レボドパ(L-dopa)製剤は最も代表的なパーキンソン病治療薬です。 脳内の不足したドパミンを補ってくれます。 レボドパはドパミンの前駆物質であり、血液脳関門(BBB)を通過して脳に入ってからドパミンへと変換されます。 レボドパは運動症状改善効果が高…

ラコサミド(ビムパット)の作用機序

ラコサミド(ビムパット)は新世代抗てんかん薬です。 適応症 用法用量 成人 小児 作用機序 副作用 腎機能障害のある患者 肝機能障害のある患者 適応症 てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む) yakuzaishi-info.hateblo.jp 用法用量 成人 1日1…

パリペリドン(インヴェガ)の作用機序、リスペリドン(リスパダール)との違い

パリペリドン(インヴェガ)は、SDA(セロトニン・ドパミン拮抗薬)に分類される抗精神病薬です。 適応症 用法用量 作用機序 リスペリドン(リスパダール)との違い ・リスペリドンの代謝活性物 ・OROSの採用 ・食事の影響 腎機能低下患者への投与 適…

炭酸リチウム(リーマス)のリチウム中毒について

炭酸リチウム(リーマス)は躁病・躁状態治療剤として使用されているお薬です。 適応症 用法用量 作用機序 禁忌 リチウム中毒について 血中濃度の測定 適応症 躁病および躁うつ病の躁状態 用法用量 通常1日400〜600mgより開始し、1日2〜3回に分割投与。 …

ミロガバリン(タリージェ)の用量、プレガバリン(リリカ)との違い

ミロガバリン(タリージェ)は末梢性神経障害性疼痛治療剤です。 適応症 末梢性神経障害性疼痛 用法用量 初期用量1回5mgを1日2回 その後1回用量として5mgずつ1週間以上の間隔をあけて漸増し、1回15mgを1日2回投与する なお、年齢、症状により1…

アセナピン(シクレスト) 作用機序、舌下投与の理由と注意点

アセナピン(シクレスト)は、多元受容体作用抗神経薬(MARTA)に分類される統合失調症治療薬です。 適応症 用法用量 作用機序 他のMARTAとの比較 舌下投与の理由 使用方法 適応症 統合失調症 用法用量 1回5mgを1日2回 舌下投与から開始 維…

ブレクスピプラゾール(レキサルティ)の作用機序、アリピプラゾール(エビリファイ)との違い

ブレクスピプラゾール(レキサルティ)は統合失調症の治療に使用される抗精神病薬です。 適応症 用法用量 作用機序 アリピプラゾール(エビリファイ)との違い 適応症 統合失調症 用法用量 1日1回1mgから投与を開始した後、4日以上の間隔をあけて増量し、…

ドパミン受容体部分作動薬(DSS)について

統合失調症の薬物療法で使用される抗精神病薬には、第一世代(定型、従来型)抗精神病薬と、第二世代(非定型、新規)抗精神病薬があります。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 今回述べるドパミン受容体部分作動薬(DSS:Dopamine System Stabilizer)は第二…

多元受容体作用抗精神病薬(MARTA)について

統合失調症の薬物療法で使用される抗精神病薬には、第一世代(定型、従来型)抗精神病薬と、第二世代(非定型、新規)抗精神病薬があります。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 今回述べる多元受容体作用抗精神病薬(MARTA:Multi-Acting Receptor Targeted …

セロトニン・ドパミン遮断薬(SDA)について

統合失調症の薬物療法で使用される抗精神病薬には、第一世代(定型、従来型)抗精神病薬と、第二世代(非定型、新規)抗精神病薬があります。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 今回述べるセロトニン・ドパミン拮抗薬(SDA:Serotonin-Dopamine Antagonist)は…

トラゾドン(デジレル/レスリン)の作用機序と睡眠障害

トラゾドン(デジレル/レスリン)は抗うつ薬として使用されている薬剤です。 抗うつ薬には三環系、四環系、SSRI、SNRI、NaSSAと分類されますが、トラゾドンはそれらに属さない薬剤です。 トラゾドンの作用機序についてみていきましょう。 適応…

てんかん発作の種類

てんかんは脳の一部の神経細胞が過剰に興奮することで、痙攣や意識を失ったりするなどのてんかん発作を起こす神経疾患です。 興奮を伝えるグルタミン酸神経系と、興奮を抑制するGABA神経系のバランスが崩れると、興奮の伝導が過剰となり、神経細胞の過剰…

ラモトリギン(ラミクタール)の用法用量

ラモトリギン(ラミクタール)の作用機序や副作用についてこちらにまとめました。 yakuzaishi-info.hateblo.jp ラモトリギンにはもう一つ注意点があり、併用する薬剤で用法用量が変わるという点です。 適応症は以下のようになっています。 ・てんかん患者の…

ラモトリギン(ラミクタール)の作用機序と皮膚障害

ラモトリギン(ラミクタール)はてんかん、双極性障害の治療で使用されているお薬です。 適応症は以下のようになっています。 ・てんかん患者の下記発作に対する単剤療法 部分発作(二次性全般化発作を含む) 強直間代発作 定型欠神発作 ・他の抗てんかん薬…

トピラマート(トピナ)の注意点

トピラマート(トピナ)ははてんかん治療で使用されている抗てんかん薬です。 以前にトピラマートの作用機序についてまとめました。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 今回は注意点などについてまとめておきたいと思います。 作用機序のところでも述べましたが、 …

トピラマート(トピナ)の作用機序

トピラマート(トピナ)はてんかん治療で使用されている抗てんかん薬です。 今回は作用機序についてまとめていきたいと思います。 適応症は 「他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する抗てんか…

スボレキサント(ベルソムラ)の注意点 

以前に不眠症治療で使用される、オレキシン受容体拮抗薬であるスボレキサント(ベルソムラ)の作用機序についてまとめました。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 今回は補足で、服用にあたっての注意点を追加したいと思います。 まずスボレキサントには併用禁忌薬…

レベチラセタム(イーケプラ)の用量について

レベチラセタム(イーケプラ)は新世代抗てんかん薬です。 その作用機序についてはこちらでまとめています。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 腎機能に応じて投与量や投与間隔の調整が必要になる薬剤です。 まず、 適応症は ・てんかん患者の部分発作(二次性全…

定型、非定型抗精神病薬

以前に、統合失調症には陽性症状と陰性症状があることを述べました。 yakuzaishi-info.hateblo.jp では、今回は統合失調症の薬物療法で使用される抗精神病薬についてみていきたいと思います。 抗精神病薬は大きく2種類に分けられます。 第一世代(定型、従…

レボドパ製剤とドパミンアゴニストの比較

レボドパ製剤もドパミンアゴニストも、ともにパーキンソン病治療の中心となる薬剤です。 レボドパ製剤は脳内で不足しているドパミンを補い効果を発揮します。 ドパミンアゴニストはドパミン受容体を刺激することで、レボドパ製剤を投与したときと同じような…

レベチラセタム(イーケプラ)の作用機序

レベチラセタム(イーケプラ)は新世代抗てんかん薬です。 他の抗てんかん薬とは異なる作用機序をもつ抗てんかん薬です。 今回はそれについて見ていきましょう。 適応症は ・てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む) ・他の抗てんかん薬で十分な効…

MAO-B阻害薬の作用機序

MAO-B(モノアミン酸化酵素)阻害薬はパーキンソン病治療の1つです。 パーキンソン病では中脳黒質のドパミン作動性神経の変性により、ドパミンが不足します。 ドパミンが不足することにより、無動、振戦、筋固縮、姿勢反射障害といった運動に関連した症…