薬剤師の薬ノート

薬剤師の学習記録(ブログ)と体験談も少しあります

腎・泌尿器系

シナカルセト(レグパラ)とエボカルセト(オルケディア)の違い

カルシウム受容体作動薬は副甲状腺のカルシウム受容体に作用し、副甲状腺ホルモン(PTH:パラトルモン)の分泌を抑制する薬剤です。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 副甲状腺ホルモン(PTH)は血液中のカルシウムやリンの濃度を調節しています。 骨を溶か…

カルシウム受容体作動薬の作用機序

副甲状腺から分泌される副甲状腺ホルモン(PTH:パラトルモン)は血液中のカルシウムやリンの濃度を調節しています。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 腎機能が低下してくるとビタミンDの活性化が行えず、血中カルシウム濃度が低下します。 また、リンの排泄…

タダラフィル(ザルティア)の注意点

タダラフィル(ザルティア)は前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬です。 作用機序についてはこちらです。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 今回は作用機序のところで述べられなかった、タダラフィルの注意点についてです。 硝酸薬の注意点でも述べたのですが、タ…

デュタステリド(アボルブ)服用の注意点

デュタステリド(アボルブ)は前立腺肥大症治療薬であり、5α還元酵素阻害薬に分類されます。 アボルブの作用機序についてはこちらです。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 今回はデュタステリド服用の注意点についてです。 ・カプセルを噛んだり開けたりせずに服…

デュタステリド(アボルブ)によるPSA低下について

デュタステリド(アボルブ)は前立腺肥大症治療薬であり、5α還元酵素阻害薬に分類されます。 アボルブの作用機序についてはこちらです。 yakuzaishi-info.hateblo.jp PSAについて PSAが高い デュタステリドとPSAの関係 デュタステリド服用中の注意…

レボカルニチン製剤 エルカルチンFFについて

エルカルチンFF(成分:レボカルニチン)はカルニチン欠乏症に使用される治療薬です。 カルニチンとは カルニチンの働き カルニチンが不足すると カルニチンが不足しやすい方 エルカルチンFFについて カルニチンとは カルニチンは必須アミノ酸のリジンと…

デュタステリド(アボルブ)の作用機序

デュタステリド(アボルブ)は前立腺肥大症治療薬であり、5α還元酵素阻害薬に分類されます。 以前に前立腺肥大症治療薬のα1遮断薬についてはこちらで述べました。 yakuzaishi-info.hateblo.jp α1遮断薬は前立腺内の平滑筋を弛緩させることで、排尿困難を改…

タムスロシン(ハルナール)OD錠の飲み方

タムスロシン(ハルナール)にはOD錠やカプセルの剤型があります。 タムスロシンは前立腺肥大症の治療で使用される、第2世代αブロッカーですね。 yakuzaishi-info.hateblo.jp タムスロシンOD錠は水なしでも服用できる、口腔内崩壊錠です。 (OD錠:Oral Dis…

α1遮断薬の違い 2

前回の記事でα1受容体遮断薬は第一世代、第二世代に分けられ、α1受容体にはα1A、α1B、α1D3種類のサブタイプがあることを述べました。 yakuzaishi-info.hateblo.jp では、今回はα1受容体のサブタイプについて、さらに見ていきましょう。 α1Bは主に血管平…

α1遮断薬の違い 1

前立腺肥大症の薬物治療において、α1遮断薬が第一選択薬です。 α1受容体は膀胱頸部や前立腺に多く存在しており、ノルアドレナリンが結合すると膀胱頸部や前立腺内の平滑筋が収縮して、尿道の閉塞が生じてしまいます。 α1受容体遮断薬がα1受容体に作用すると…

タダラフィル(ザルティア)の作用機序

タダラフィル(ザルティア)は前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬です。 前立腺が肥大して尿が出にくい状態を改善してくれる薬ですね。 前立腺肥大症の治療薬には、前立腺の平滑筋を弛緩させて尿道を広げる選択的α1遮断薬や、5α還元酵素を阻害して前立腺を肥…

腎機能低下による副甲状腺機能亢進症について

以前、副甲状腺ホルモン(PTH:パラトルモン)について以下の記事で述べました。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 今回は腎機能低下による副甲状腺機能亢進症について述べていきたいと思います。 副甲状腺機能亢進症は、その名の通り、副甲状腺の機能が亢進し…

トルバプタン(サムスカ)開始時の入院について

トルバプタン(サムスカ)はバソプレシンV2受容体拮抗薬であり、心不全や肝不全による体液貯留、常染色体優性多発性嚢胞腎に対して使用されている薬剤です。 利尿剤の一種ですが、この薬を導入する際には入院が必要となります。その理由の前に作用機序のお…