薬剤師いんふぉ

薬剤師の学習記録(ブログ)と体験談も少しあります

内分泌系

リピディル(フェノフィブラート)による尿酸低下作用

リピディル/トライコア(フェノフィブラート)はフィブラート系薬であり、高脂血症の治療で使用されている薬剤です。 規格 錠剤:53.3mg、80mg 適応症 高脂血症(家族性を含む) 用法用量 1日1回食後 106.6~160mg 1日160mgまで …

メルカゾールとチラーヂンの併用について

メルカゾール(一般名:チアマゾール)は抗甲状腺薬であり、チラーヂン(一般名:レボチロキシン)は甲状腺ホルモン製剤です。 メルカゾールのような抗甲状腺薬は甲状腺ホルモンを作りにくくする薬であり、バセドウ病を含む甲状腺機能亢進症の治療に使用され…

アトニン-O(オキシトシン)の作用機序

アトニン-O注(一般名:オキシトシン)はオキシトシン製剤であり、分娩や止血などで使用されている薬剤です。 1単位/1ml/A 5単位/1ml/A 適応症 子宮収縮の誘発、促進並びに子宮出血の治療の目的で、次の場合に使用する。 分娩誘発、微弱陣痛…

月経周期とホルモンについて

月経とは 月経(生理とも呼ばれます)は、約1ヶ月の周期で子宮の内側を覆っている膜(子宮内膜)が出血を伴って剥がれ落ち、体外へ排出される現象です。 子宮内膜を受精卵の着床に適した状態にするために変化させ、妊娠しなかった場合は元の状態に戻り、再…

プロゲステロン(黄体ホルモン)について

女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。 プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌 プロゲステロンは卵巣の黄体から分泌されており、黄体ホルモンとも呼ばれます。 排卵後、黄体の発達とともに分泌…

エストロゲン(卵胞ホルモン)について

女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。 エストロゲンの種類 エストロゲン(E)は卵胞の発育とともに産生されるため、卵胞ホルモンとも呼ばれます。 エストロゲンには以下の3種類があります。…

メルカゾール(チアマゾール)とプロパジール(プロピルチオウラシル)の違い

抗甲状腺薬は甲状腺ホルモンを作りにくくする薬であり、バセドウ病を含む甲状腺機能亢進症の治療に使用されています。 作用機序についてはこちらです。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 抗甲状腺薬には ・メルカゾール(チアマゾール:MMI) ・プロパジール/…

抗甲状腺薬による無顆粒球症について

抗甲状腺薬は甲状腺ホルモンを作りにくくする薬であり、バセドウ病を含む甲状腺機能亢進症の治療に使用されています。 作用機序についてはこちらです。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 抗甲状腺薬による副作用の1つに無顆粒球症があります。 無顆粒球症とは、…

抗甲状腺薬の作用機序

抗甲状腺薬は甲状腺ホルモンを作りにくくする薬であり、バセドウ病を含む甲状腺機能亢進症の治療に使用されています。 (甲状腺機能亢進症で最も頻度が高いのがバセドウ病です) 甲状腺ホルモンは新陳代謝を促進する作用の他、成長や発達に重要な役割を持つ…

甲状腺疾患患者へのイソジンガーグル液使用について

甲状腺機能亢進症では甲状腺ホルモンが過剰に作られる状態であり、代表的なものとしてバセドウ病があります。 過剰に分泌された甲状腺ホルモンにより、手指振戦、動機、頻脈、発汗、倦怠感、眼球突出などの症状が生じてしまいます。 薬物療法では、主に抗甲…

レボチロキシン(チラーヂン)とコーヒーの相互作用について

レボチロキシン(チラーヂン)は甲状腺ホルモン製剤であり、甲状腺機能低下症などに使用されています。 甲状腺ホルモンを補ってくれるお薬ですが、レボチロキシンをコーヒーで服用すると、水で服用した時と比べて吸収が低下し、効果が減弱したと報告されてい…

ヨウ化カリウムの作用

ヨウ化カリウムは主に甲状腺機能亢進症を伴う、甲状腺腫などに使用される薬剤です。 甲状腺腫やバセドウ病で甲状腺機能が亢進した状態だと、甲状腺ホルモン過剰により、発汗や手指のふるえ、体重減少、全身倦怠感、下痢、動機、眼球突出等の症状が生じてきま…

ストロングスタチンの比較

PATROL試験は3種のストロングスタチンの有効性を直接比較した試験で2010年に報告されました。 スタチン系薬剤は全部で6種類ありますが、LDLコレステロールの低下率が高いアトルバスタチン(リピトール)、ピタバスタチン(リバロ)、ロスバス…

副甲状腺ホルモン(PTH:パラトルモン)について

副甲状腺ホルモン(PTH:パラトルモン)は副甲状腺から分泌されているホルモンです。 副甲状腺ホルモンは骨や腎臓、小腸に作用し血中カルシウム濃度の調節をしてくれています。 血液中のカルシウム濃度が低下すると、それを正常化するため副甲状腺が刺激…

糖代謝に影響を与えないスタチン

ストロングスタチンにはアトルバスタチン(リピトール)、ピタバスタチン(リバロ)、ロスバスタチン(クレストール)の3種類があります。 ストロングスタチンはLDLコレステロールを30~40%低下させる、効果の強いスタチンです。 そのストロングスタチ…