薬剤師いんふぉ

薬剤師の学習記録です

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

β受容体遮断点眼薬の作用機序と注意点

緑内障の治療で使用される点眼薬は数多くあり、β受容体遮断点眼薬はそのうちの一つです。 毛様体筋で産生された房水と呼ばれる液が、角膜と水晶体の間を循環しています。 この房水が血液の代わりに眼の組織に栄養を運んだり、眼圧の調整をしたりしています。…

ケトプロフェン(モーラス)剥離後、光線過敏症に注意する期間

ケトプロフェン(モーラステープ・パップ・パップXR)は経皮鎮痛消炎剤であり、いわゆる湿布薬です。 抗炎症作用をもつNSAIDs(非ステロイド抗炎症薬)であり、非常によく使用されている湿布薬です。 ケトプロフェン外用剤の注意点の一つに「光線過敏症」…

ジクトルテープの特徴と注意点

ジクトルテープ(有効成分:ジクロフェナクナトリウム)は経皮吸収型の持続性疼痛治療剤になります。 ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン)の貼付剤になります。 適応症 ・各種がんにおける鎮痛 ・腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎における…

オミデネバグ イソプロピル(エイベリス点眼液)の副作用、注意点

オミデネパグ イソプロピル(エイベリス点眼液)は緑内障・高眼圧症の治療で使用される点眼薬です。 EP2受容体作動薬と呼ばれる分類に属します。 EP2受容体を選択的に刺激して主流出路および副流出路の両方から房水排泄を促進します。 yakuzaishi-info…

オミデネバグ イソプロピル(エイベリス点眼液)の作用機序

オミデネパグ イソプロピル(エイベリス点眼液)は緑内障・高眼圧症の治療で使用される点眼薬です。 EP2受容体作動薬と呼ばれる分類に属します。 適応症 緑内障、高眼圧症 用法用量 1回1滴 1日1回 毛様体筋で産生された房水と呼ばれる液が、角膜と水…

プロスタグランジン(PG)製剤の副作用

プロスタグランジン(PG)点眼薬は使用頻度の高い緑内障治療の代表的な薬剤です。 プロスタグランジン関連薬は、副流出路(またはぶどう膜強膜流出路とも言います)からの房水排泄を促進させることで眼圧を低下させます。 yakuzaishi-info.hateblo.jp プロ…

プロスタグランジン(PG)製剤の作用機序

緑内障の治療で使用される点眼薬は数多くありますが、そのうちのプロスタグランジン(PG)点眼薬は使用頻度の高い緑内障治療の代表的な薬剤と言えます。 毛様体筋で産生された房水と呼ばれる液が、角膜と水晶体の間を循環しています。 この房水が血液の代…

デスロラタジン(デザレックス)の特徴とロラタジンとの違い

デスロラタジン(デザレックス)は第二世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬でありアレルギー性疾患に使用されています。 デスロラタジンはヒスタミンがH1受容体に結合するのを阻害し、鼻水やくしゃみ、痒みなどのアレルギー反応を抑えます。 適応症 ・アレルギー…