薬剤師情報局

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マイスリー(一般名:ゾルピデム)の性差について

マイスリー(一般名:ゾルピデム)はベンゾジアゼピン睡眠薬に分類される薬剤です。

 

ベンゾジアゼピン睡眠薬ベンゾジアゼピン睡眠薬と同じGABAA受容体へ作用し、Cl-(塩化物イオン)が細胞内に流入し神経活動が抑制され眠りやすくなります。

 

 

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適応症

 不眠症統合失調症及び躁うつ病に伴う不眠症は除く)

 

 

用法用量

  成人:1回5~10mg 就寝直前

 高齢者:1回5mgから開始する

1回10mgまで

 

 

 

よく処方されているゾルピデムですが、男性と女性で薬物動態に差があると言われています。

 

添付文書にはその点について記載はありませんが、米国では少し異なるようです。

 

 

 

米国のゾルピデム添付文書では

成人 患者にとって最小有効量を投与すること

 

女性:推奨開始用量 5mg

男性:推奨開始用量 5~10mg

 

とされています。

 

 

薬物動態では女性の方が男性に比べてAUCや血中濃度が高めになり、体外への排泄も遅いと記載されています。(5mg投与時)

高齢者ではほとんど差はなく(5mg投与時)、推奨用量は5mgとなっています。

 

 

ゾルピデムに限らずの一般論になりますが、女性の方が吸収が高く、クリアランスが低めになる傾向にあると言われています。

(個人差もありますし、一概に全てが当てはまるわけではありません)

 

 

 

このように米国の添付文書では男女で推奨開始用量が少し異なっていました。

 

日本の添付文書にはこの様な記載はありませんが、処方された際はそのことを少し頭に置いて薬学管理を行っても良いかもしれません。

 

 

 

 

 

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