薬剤師いんふぉ

薬剤師の学習記録です

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

フェントステープの用法用量について

フェントステープ(有効成分:フェンタニル)は、経皮吸収型オピオイド作動薬です。 貼付剤であり、24時間効果が持続します。 フェントステープの用法用量についてまとめてみました。 適応症 非オピオイド鎮痛剤及び弱オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記疾…

フェントステープの使い方

フェントステープ(有効成分:フェンタニル)は、経皮吸収型オピオイド作動薬です。 貼付剤であり、24時間効果が持続します。 フェントステープの使用方法についてまとめてみました。 貼付場所 貼付時間 貼付方法 剥がれた場合 注意点 貼付場所 胸部、腹部…

レボドパ製剤とビタミンB6について

レボドパ(L-dopa)製剤は最も代表的なパーキンソン病治療薬です。 脳内の不足したドパミンを補ってくれます。 レボドパはドパミンの前駆物質であり、血液脳関門(BBB)を通過して脳に入ってからドパミンへと変換されます。 レボドパは運動症状改善効果が高…

レボドパ製剤と高蛋白食について

レボドパ(L-dopa)製剤は最も代表的なパーキンソン病治療薬です。 脳内の不足したドパミンを補ってくれます。 レボドパはドパミンの前駆物質であり、血液脳関門(BBB)を通過して脳に入ってからドパミンへと変換されます。 レボドパは運動症状改善効果が高…

エキザルベ軟膏について

エキザルベ軟膏(有効成分:ヒドロコルチゾン/混合死菌浮遊液)についてです。 適応症 湿潤、びらん、結痂を伴うか、又は二次感染を併発している下記疾患湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、熱傷、術創 湿…

シナカルセト(レグパラ)とエボカルセト(オルケディア)の違い

カルシウム受容体作動薬は副甲状腺のカルシウム受容体に作用し、副甲状腺ホルモン(PTH:パラトルモン)の分泌を抑制する薬剤です。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 副甲状腺ホルモン(PTH)は血液中のカルシウムやリンの濃度を調節しています。 骨を溶か…

カルシウム受容体作動薬の作用機序

副甲状腺から分泌される副甲状腺ホルモン(PTH:パラトルモン)は血液中のカルシウムやリンの濃度を調節しています。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 腎機能が低下してくるとビタミンDの活性化が行えず、血中カルシウム濃度が低下します。 また、リンの排泄…

ヒアレインミニ点眼液の使い方

ヒアレインミニ点眼液(有効成分:ヒアルロン酸ナトリウム)はドライアイなどの角膜上皮障害の治療で使用される薬剤です。 作用 規格 防腐剤 使い方 作用 ヒアルロン酸ナトリウムには角膜創傷治癒促進作用、角膜上皮伸展促進作用、保水作用があり、角膜の傷…

タダラフィル(ザルティア)の注意点

タダラフィル(ザルティア)は前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬です。 作用機序についてはこちらです。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 今回は作用機序のところで述べられなかった、タダラフィルの注意点についてです。 硝酸薬の注意点でも述べたのですが、タ…