薬剤師の薬ノート

薬剤師の学習記録(ブログ)と体験談も少しあります

肝臓

アミノレバンを飲みやすくする方法

アミノレバンEN配合散は肝不全用経口栄養剤です。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 現在、アミノレバンENはフレーバーを配合した、フルーツ味、コーヒー味の製品があります。 ですが、患者さんからは飲みにくいという声もあるお薬です。 アミノレバンEN配…

肝性脳症と合成二糖類

肝硬変や肝炎などにより肝臓の機能が低下した際に生じる、意識障害などの中枢性の症状を肝性脳症といいます。 肝性脳症の症状などについてはこちらです。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 肝性脳症が生じる主な原因はアンモニア(NH3)であると考えられていま…

ウルソデオキシコール酸(ウルソ)による消化器症状

以前にウルソデオキシコール酸(ウルソ)による肝保護作用についてまとめました。 yakuzaishi-info.hateblo.jp そこでも述べたように、人の胆汁酸の一種であり、安全性が高く長期服用がしやすい薬剤ですが、副作用として消化器症状の報告があります。 下痢(…

アミノレバンとリーバクトの違い

アミノレバンとリーバクトはどちらも分子鎖アミノ酸(BCAA)製剤です。 BCAA(Branched Chain Amino Acid:分岐鎖アミノ酸)には、必須アミノ酸の中で炭素骨格が直鎖ではなく分岐しているバリン、ロイシン、イソロイシンの3種類が該当します。 どれ…

BCAA製剤の役割

BCAA(Branched Chain Amino Acid:分岐鎖アミノ酸)は、必須アミノ酸の中で炭素骨格が直鎖ではなく分岐しているバリン、ロイシン、イソロイシンの3種類です。 必須アミノ酸ですので、自分では作ることができません。 肝不全の状態では、このBCAAの…

肝性脳症について

肝硬変や肝炎などにより肝臓の機能が低下した際に生じる、意識障害などの中枢性の症状を肝性脳症といいます。 肝機能低下時にみられる症状としては ・腹水 ・浮腫 ・黄疸 ・食道・胃静脈瘤 ・出血傾向 ・肝性脳症 などがあります。 肝性脳症は、意識障害の程…

ウルソデオキシコール酸(ウルソ)の肝保護作用

ウルソデオキシコール酸(ウルソ)は利胆剤であり、古くから肝臓を守る薬として使用されてきました。 利胆とは胆汁の分泌を促す作用のことをいいます。 この作用により、胆汁の流れを良くしたり、胆石を溶かしたりする作用、肝臓の機能を改善したり、消化不…

アセトアミノフェン(カロナール)による肝障害

解熱鎮痛剤として、とてもよく使われているアセトアミノフェン(カロナール)ですが、高用量での使用により肝障害が生じるおそれがあり、添付文書の警告にも記載がされています。 今回はそれについてみていきましょう。 添付文書の警告に 「本剤により重篤な…

直接ビリルビンと間接ビリルビン

今回はお薬の話ではなく、直接ビリルビンと間接ビリルビンについてです。 ビリルビンは赤血球に含まれるヘモグロビンの一部が代謝されて生成されます。 赤血球の寿命は約120日で脾臓や肝臓で破壊されています。 寿命を迎えた赤血球が、脾臓や肝臓で破壊され…