薬剤師情報局

薬剤師の学習記録です

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ニュープロパッチの使い方、注意点

ニュープロパッチ(一般名:ロチゴチン)はドパミン受容体作動薬であり、パーキンソン病やレストレスレッグス症候群の治療で使用される薬剤です。 規格 2.25mg、4.5mg、9mg、13.5mg、18mg 適応症 2.25mg、4.5mg ・パーキンソ…

ベストロン点眼用の溶解方法、注意点

ベスロトン点眼用(一般名:セフメノキシム)はセフェム系抗菌薬点眼です。 適応症 眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法 用法用量 1回1~2滴 1日4回 4週間の投与を目安 特徴 ベストロンは抗…

リフレックス(ミルタザピン)の作用機序

リフレックス/レメロン(一般名:ミルタザピン)はNaSSAに分類される抗うつ薬です。 規格 錠剤 15mg 30mg 適応症 うつ病、うつ状態 用法用量 初期用量:1日15mg 1日1回 就寝前 15~30mg 1日45mgまで 増量は1週間以上間隔を…

スミスリンローションの使い方

スミスリンローション(有効成分:フェノトリン)は疥癬治療で使用される薬剤です。 規格 30g/本 適応症 疥癬 用法用量 1回1本(30g) 頸部から足底までの皮膚に塗布 塗布後、12時間以上経過後に入浴、シャワー等で洗浄、除去 1週間間隔で使用す…

エピペン注射液の使用方法

エピペン注射液(一般名:アドレナリン)はアナフィラキシー補助治療薬です。 アナフィラキシー症状があらわれた際、エピペンを使用することで治療を受けるまでの間に症状を緩和することができます。 規格 エピペン注射液 0.15mg 0.3mg 適応症 蜂毒…

メルカゾールとチラーヂンの併用について

メルカゾール(一般名:チアマゾール)は抗甲状腺薬であり、チラーヂン(一般名:レボチロキシン)は甲状腺ホルモン製剤です。 メルカゾールのような抗甲状腺薬は甲状腺ホルモンを作りにくくする薬であり、バセドウ病を含む甲状腺機能亢進症の治療に使用され…

エタンブトールによる視力障害

エサンブトール/エブトール(一般名:エタンブトール)は抗結核薬です。 規格 錠剤:125mg、250mg 適応症 肺結核症、その他の結核症、MAC症を含む非結核性抗酸菌症 用法用量 ・肺結核症、その他の結核症 1日0.75~1g 分1~2 年齢、体…

ビタミンB2による尿の着色

ビタミンのサプリメントを服用すると尿の色が黄色くなることがあります。 サプリメントにビタミンB2(リボフラビン)が含まれていた場合、尿中に排泄されたビタミンB2により尿が普段よりも黄色くなります。 ビタミンB2は、マルチビタミンやビタミンB群の…

点鼻ステロイドと点鼻用血管収縮薬 使用の順番

鼻炎で使用される点鼻薬は大きく3種類に分けられます。 ・ステロイド薬 ・抗アレルギー薬 ・血管収縮薬 ステロイド薬 効果は強力ですが、十分な効果を得るのに時間が少しかかります。 毎日定期的に使用することで、安定した効果が得られるようになります。 …

リファジン(リファンピシン)の作用機序と食前服用について

リファジン(一般名:リファンピシン)は抗結核薬です。 規格 カプセル:150mg 適応症 肺結核及びその他の結核症、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症、ハンセン病 適応菌種 マイコバクテリウム属 用法用量 ・肺…

フィブラストスプレーの使い方、注意点

フィブラストスプレー(一般名:トラフェルミン)は褥瘡・皮膚潰瘍治療剤です。 作用機序についてはこちらです。 yakuzaishi-info.hateblo.jp 今回は傷の治りを早くする、フィブラストスプレーの使い方についてまとめています。 溶解方法 フィブラストスプレ…

フィブラストスプレーの作用機序

フィブラストスプレー(一般名:トラフェルミン)は褥瘡・皮膚潰瘍治療剤です。 規格 フィブラストスプレー250(1バイアル中にトラフェルミン250μg) フィブラストスプレー500(1バイアル中にトラフェルミン500μg) 適応症 褥瘡、皮膚潰瘍(…