リスパダール(リスペリドン)はセロトニン・ドパミン拮抗薬(SDA)に分類される抗精神病薬です。
リスパダールには錠剤、OD錠、内用液、注射剤と剤型が多くあります。
今回は、リスパダール内用液の特徴や注意点についてです。
リスパダール内用液は、1回量が分包されており、1包を飲みきるお薬です。
(分包されていない瓶のものもあります)
液体であるため、封をあけて口に入れるとそのまますぐに服用することができます。
水を必要としないので、不調時にすぐ服用することができます。
また、最高血中濃度(Tmax)に到達するまでの時間も錠剤に比べて内用液の方がわずかに速いです。
これらの理由から、リスパダール内用液は頓服として使用されることが多いです。
リスパダール内用液はそのまま飲んでも構いませんし、水やジュースに混ぜて服用することもできます。
希釈後はすぐに服用するようにします。
ですが、配合変化を起こしてしまう飲料もありますので注意が必要です。
紅茶、ウーロン茶、日本茶などの茶葉抽出飲料やコーラに混ぜると、配合変化により含量が低下してしまうため、混ぜて服用しないように添付文書に記載されています。
苦味軽減のため、希釈して服用することができますが、含量が低下してしまう飲料には混ぜないように指導しましょう。