以前の記事でおすすめの本を紹介させてもらいました。
満遍なく書かれた良書を紹介させてもらいましたが、今回はもう少し専門的な書籍について紹介させてもらいます。
薬剤師にはやはり検査値に対する知識も必要です。
検査値の項目が病態毎に分けて書かれており、関連する検査値についても理解が進みます。
この本を読み終える頃には、患者さんから教えてもらった検査値から多くの情報を得ることができるようになると思います。
検査値だけ調べたい場合はこちらがおすすめです。
ほとんどの検査値が網羅されています。
腎機能が低下した方は投与量を減らしたり、状態によっては投与できなくなる薬剤があります。
腎機能のステージ毎に推奨投与量が記載されています。
大きさもコンパクトで、現場に置いておきたい一冊です。
領域別アドバンスト薬剤師シリーズ④ 腎臓病薬物療法トレーニングブック第2版
腎機能が低下した症例へのアプローチ方法がトレーニングできます。
「日本腎臓病薬物療法学会腎臓病認定薬剤師」の申請時に必要な介入症例についても見本があります。
基本的な内容も含みますが、妊婦・授乳婦の薬物療法に対する基本的な考え方が身につく本です。
よくある質問もまとめてくれています。
薬剤毎の安全性については、以下の書籍に詳しく記載されています。
栄養療法について薬剤師もある程度は知っておいた方が良い分野です。
各疾患の栄養療法について見やすくまとめられています。
薬物療法だけでなく、食事療法も重要ですね。
精神科で処方される薬剤の入門書としては最適な書籍です。
専門医がとても解りやすく解説してくれており、オールカラーで図も豊富なため、理解が進みます。
患者さんにどんな風に説明したり応えたりしているかも書かれており、服薬指導の際の参考にもなります。
緩和ケア領域をこれから詳しく学びたい方におすすめの一冊です。
薬剤の使い方やコツが詳しく書かれています。
緩和ケアはチームで困難に対処します。
薬の専門家として意見を求められる機会も多いです。
実際の現場で役立つ内容となっており、患者さんのQOLを高め、治療の経過を良くするのに貢献することができます。
学会発表を考えていない方でも、本書を読んでみると日々の業務が違ったものになるかもしれません。
疑問に対して研究者の方がどのような考え方やアプローチをしているかが学べます。
読んでみて面白いと感じた方は是非臨床研究をされてみてはいかがでしょうか。
何冊かオススメの書籍を紹介させていただきました。
薬剤師は自己研鑽を続けていかなくてはいけない職業です。
またどの分野の薬についても知っていなくてはなりません。
今後も研鑽のため書籍の購入を続けていきます。
その際に役立つ一冊があれば都度更新をしていきたいと思います。