皆さんも新人の時から、自己学習のため様々な本を購入し、学習を続けて知識を日々増やしてこられたと思います。
薬剤師は毎日知識をアップデートしなくてはなりません。
そこが面白いところでもあるのですが。
今回はスキルアップのために、オススメの本を紹介したいと思います。
この2冊は言わずと知れた代表的な2冊ですね。
毎年購入されている方も多いのではないでしょうか。
自分も日々新しくなる薬の情報を把握するために購入しています。
皆さんもよくご存じの2冊、殿堂入りということで、私から特に詳しくは述べません。
薬がみえるvol.1 薬がみえるvol.2 薬がみえるvol.3 薬がみえるvol.4
「薬がみえる」シリーズも代表的な本ですね。
新卒の方からベテランの薬剤師まで、どなたにもオススメできる本です。
豊富なイラストや図で分かりやすく解説してあり、楽しく学んだり復習することができます。
これを全て読み、理解すれば基本的な部分はほとんど頭に入ったことになると思います。
自分は楽しく読み進めることができ、読むのが全く苦になりませんでした。
薬剤師でない方にも分かりやすく、というのもコンセプトになっています。
「病気がみえる」シリーズも大変おすすめです。
自分がよく応需する処方箋の診療科や、もっと学びたい診療科を選んで購入し学習すれば、大きく理解が深まります。
薬効や使用上の注意点、副作用など服薬指導のポイントが、各薬効ごとに分類され、まとめられています。
患者様向けの分かりやすい表現で、具体例として記載されており、実際の現場ですぐに使用しやすいものです。
実際の服薬指導で使える表現で記載されているので、読んだ次の日から使うことができます。
第9版と長い間薬剤師から指示されてきた一冊です。
「日系DIonline」でコラムを掲載されている山本雄一郎先生の著書。
薬歴の基本的な書き方や考え方について分かりやすく書かれています。
山本先生の実際の薬歴も見ることができます。
他の薬局で働かれている方の、優秀と言われる薬歴を見る機会がなかったので、とても参考になりました。
薬歴について悩んでいる方はぜひ一度読まれてみると良いと思います。
デキる薬剤師をつくる現場の教科書 知らないと困る“163 の常識"を学んで即戦力に! 2019年 10 月号 [雑誌]: 調剤と情報 増刊
現場の常識を幅広くカバーしており、新人薬剤師は是非読んでいただきたい一冊です。
新人でなくても、知っておくべき内容が理解できているかの確認に良いのですし、配属された新人の教育係となった方にも是非。
基本的なことからトレーシングレポートや外国人対応、学会発表まで幅広く書かれてあります。
「お薬Q&A ~Fizz Drug Information」でブログを掲載されている児島悠史先生の著書です。
同効薬や類似薬の違いが解説されているのですが、とても解りやすくまとめられています。
薬剤師である以上、同効薬の違いや使い分けを医師や患者さんに説明したいですよね。
患者さんからよく質問されるであろう内容についても丁寧に書かれています。
サイトの方も、まだご覧になったことのない方は是非一度見てみてください。
こちらも山本雄一郎先生の著書です。
現場でよく出会う疑問に、薬物動態学や薬理学を使い解説してくれています。
その解説も対話形式になっており、とても読みやすいです。
添付文書の情報をどのように活用するかについても大変参考になると思います。
糖尿病の患者数は現在300万人以上いると言われています。
糖尿病の重症化を防ぐことで、合併症を予防し医療に貢献することができます。
「糖尿病薬物療法認定薬剤師」のガイドブックであり、認定を目指していない方にも糖尿病患者の指導・支援をする上でサポートしてくれる一冊です。
著者の松本先生は小児薬物療法認定薬剤師であり、長年のご経験の集大成がこの書籍です。
小児の服薬指導で重要な、どのようにすれば子供に薬を飲んでもらえるかがとても詳しく書かれています。
小児の服薬指導が難しいと感じている方も、本書を読めば、今度は小児の服薬指導の面白さも感じられるようになると思います。
「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100」の著者でもある児島悠史先生の著書です。
OTC医薬品をあまり取り扱ったことのない薬局薬剤師が、まず学習をするのにおすすめの一冊です。
患者さんに適したOTC薬を選ぶまでの考え方も学べます。
もう少し専門的なオススメの本はこちらです。