全国転勤の社員として働いていたことがあります。
(全国転勤といっても全ての都道府県に店舗があるわけではありませんでしたが。)
地元を離れて、色々な土地でたくさんの経験を積めば、視野が広がり成長できるのではと考えていました。
今思えば、どこであろうとも、どれだけ努力をしたかが重要で、考えが若かった気がします。
ですが、旅行でも訪れないであろうような土地で、出身の違う県の方と一緒に仕事をするのは新鮮で刺激的でした。
ただ、その時はブラック(笑)な会社でしたので、十分な休日はなく、なかなか思いっ切り観光に行くということはできませんでしたが。
全国転勤で働ける社員として登録すると、転勤などで大変な分、地域限定の方よりも給料が高くなる会社が多いでしょう。
旅行が好きな方や、一度地元から出てみたいという方、業務に新鮮さが欲しいという方はこういった全国転勤で働いてみるのも楽しいかもしれません。
ただ、全国転勤の方が配属される可能性として高いのは、遠隔地の店舗、忙しくスタッフが足りない、すぐに辞めてしまうような店舗が多いと思います。
つまり悪条件の店舗ですね。
都会や求人がすぐに集まるような店舗は地域限定の方が配属されます。
それは給料が高い分、仕方が無いですよね。
私もいわゆる遠隔地の店舗や、人が入りたがらない店舗に配属されたりしました。
その時は大変でしたが、新しい町に住んでみて、新しい発見があったり、離れてみることで地元の良さに気付くこともできました。
異動になる頻度も全国転勤の社員の方が多いので、様々な医療機関の処方を見ることができて、勉強にもなりました。
振り返ってみれば、全国転勤で働いてみて良かったと思えます。
もちろん、地元に帰ってきてずっと地域医療に貢献されるのも、とても素晴らしいことです。
色々な経験をしてみたい、他の町に住んでみたいといった方はこういった働き方も良いのではないでしょうか。
アドバイスとしては異動が多いので、引越ししやすいようになるべく身軽でいた方が良いです。
(辞令がでて、そこから3日後に転勤した人もいました.....)
基本的に異動命令は絶対でしょうが、ここの土地だけは難しいという希望を出しておけば、条件が合えば避けられるかもしれません。
(雪に慣れていないので、豪雪地帯は避けて欲しいなど)
調剤薬局は日本全国にあり、保険調剤をしていますので基本的にはどこでも同じ業務を行うようになります。
そういった意味では薬剤師は全国どこでも働ける、手に職を持った人達です。
この利点を活かして、他の土地で薬剤師をして、地元に戻ってくるという働き方も自分は良いと思います。